
乱形石ならではの豊かな表情
グレーを基調に赤みや茶を帯びた石が混ざり合い、光の当たり方で表情が変わります。歩くたびに目に入る足元の景色が、住まいの顔に奥行きを与えます。
GALLERY
玄関までのアプローチを、家の趣に合う落ち着いたものに一新したい。天然石を使った、長く愛せるデザインにしてほしい。庭石や松はそのまま活かしたい。以前は敷石が割れて小さな段差ができ、雨の日は歩きにくかった。玄関までの道筋がまっすぐで味気ないのも気になっていた。
既存の庭石と松をそのまま残し、乱形の天然石を曲線で敷いたアプローチをデザインしました。色味の異なる石をランダムに組み合わせ、自然な凹凸と豊かな表情を表現。縁は黒御影石で引き締め、脇には白玉砂利を敷いて石の色を引き立てています。木格子の玄関戸と石灯篭のある玄関まわりに合わせ、アプローチの曲線は既存の庭石を避けるように振りました。
計画時には庭石の位置と乱形石の色味を現地で照らし合わせ、調和する組み合わせを検討しました。乱形石の割り付けでは、石ごとの厚みや色の違いが施工中に明らかになり、全体の表情を見ながら配置を微調整しました。引き渡し後は経年で石の風合いがどのように変化していくかを、季節ごとに確認させていただいています。
STEP 01
残すことを決めた庭石と松のまわりを先に養生し、重機と手作業の範囲を分けました。根まわりを踏み固めないよう動線を決めてから、割れた敷石の撤去に入っています。

STEP 02
長年使われてきた既存の舗装を一枚ずつ剥がし、下地の土を掘り下げて高さを整えます。仕上がりの水勾配をここで決めるため、定規をあてて不陸を丁寧に均していきます。

STEP 03
色味や形の異なる天然石を一枚ずつ手作業で割り付け、水糸で高さを確かめながら張り込みます。目地の幅と石の表情のバランスを見極める、職人の手仕事です。
STEP 04
石を張り終えた脇に白玉砂利を敷き、縁は黒御影石で引き締めました。砂利の粒がアプローチへこぼれないよう、縁石の天端は仕上がり面よりわずかに高く納めています。
同じ現場の仕上がりを、部分ごとに切り取ってご紹介しています。全体の眺めは上の BEFORE / AFTER をご覧ください。







グレーを基調に赤みや茶を帯びた石が混ざり合い、光の当たり方で表情が変わります。歩くたびに目に入る足元の景色が、住まいの顔に奥行きを与えます。
以前はまっすぐで味気なかった道筋を、残す庭石と松を避けるように曲げました。歩くにつれて松の見え方が変わり、玄関までの数歩に間ができます。石を動かさずに済むので、庭の記憶をそのまま残せました。
割れて小さな段差ができていた敷石を撤去し、下地から作り直しました。乱形石は厚みが石ごとに違うため、目地を詰めながら一枚ずつ天端を揃え、雨の日でもつまずかない平らな面に仕上げています。

アプローチを歩くたびに満足感があります。友人が来るたびに「素敵なお家ね」と言ってくれて、外構工事をお願いして本当によかったと思っています。
お庭のイメージが固まっていなくても、見積りを1社しか見ていなくても構いません。いまの段階に合う入口をお選びください。