乱形石のアプローチは、石を並べている時間よりも、その前の一日のほうが仕上がりを左右します。掘って、砕石を敷いて、締め固めて、生コンで下地をつくる。完成すれば土の中に隠れてしまう工程ですが、ここが甘いと、数年で目地が割れたり、石が沈んで段差になったりします。
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写真で見る、下地が効いている仕上がり



石を据えるときは、一枚ずつゴムハンマーで叩いて高さを合わせます。乱形石は名前のとおり形も厚みも一枚ずつ違うため、同じ力で叩いても同じ高さには収まりません。厚い石は下のモルタルを削り、薄い石は足す。水糸を張った面に手のひらを滑らせて、引っかかりが無くなるまで繰り返します。
目地の幅も、仕上がりの印象を大きく変えるところです。広すぎると石が散らばって見え、狭すぎると窮屈になります。石の大きさに合わせて幅を決め、通路の端まで同じリズムで通す。完成した石張りのアプローチは施工事例でご覧いただけます。
この記事のポイント
- 乱形石のアプローチは、石を並べる時間より、掘削・砕石・転圧・生コン下地の一日で仕上がりが決まります。
- 下地が甘いと、数年で目地が割れたり石が沈んで段差になったりします。
- 乱形石は一枚ずつ形も厚みも違うため、ゴムハンマーで叩きながら一枚ずつ高さを合わせます。
- 目地は広すぎると石が散らばって見え、狭すぎると窮屈に見えます。石の大きさに合わせて幅を決めます。
ご相談の前に、よくいただく質問
- 乱形石のアプローチは、どのくらい持ちますか。
- 下地をきちんとつくった乱形石張りは、住宅のアプローチであれば20年以上そのまま使えます。傷むとすれば石そのものではなく目地で、部分的に詰め直せば元に戻ります。逆に下地が薄いと、5年ほどで目地に細かいひび割れが出はじめます。
- 既存のコンクリートの上から張れますか。
- 状態によります。ひび割れや沈下が無く、水勾配も取れているコンクリートであれば、その上に接着張りできる場合があります。ただし既存に動きがあると、その動きがそのまま新しい石の目地へ出てしまうため、現地でクラックと水の流れを確認してから判断しています。



