狭い場所こそ、囲いと屋根で居場所になります
Garden Diary

狭い場所こそ、囲いと屋根で居場所になります

狭い場所こそ、囲いと屋根で居場所になります

「うちは庭と呼べるほどの広さがない」。そう言われる敷地ほど、囲いと屋根の効き目が大きく出ます。広さではなく、そこが囲われているかどうかで、人が座るかどうかが決まるからです。二畳ほどのスペースでも、視線が切れていて上に何かが架かっていれば、そこは庭になります。

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写真で見る、上に架けるという手

木の垂木と黒いスチール梁を組んだパーゴラを見上げた様子
屋根を架けるだけで、雨の日も日差しの強い日も使える場所になります
藤とアイビーが絡む白いパーゴラの下に置かれたソファ
壁で囲い、上に架ける。それだけで屋外が部屋のように使えます
木の縦格子フェンスを間近から見た様子
格子の隙間を残すと、囲っても風と光は通ります

狭い場所ほど、床を土のまま残さないことも効きます。砂利や石で全面を仕上げてしまい、緑は縁に寄せる。中央を空けておくと、実際より広く見えます。写真のように白砂と苔で面をつくり、竹で背面を隠す構成は、間口の狭い中庭で昔から使われてきた方法です。

架けるものは、木の垂木でも、スチールに透明の屋根材を載せたものでも構いません。大事なのは高さで、低すぎると圧迫感が出て、高すぎると囲われている感じが消えます。実際の高さは、その場に立っていただいて決めるのが確実です。施工事例はこちらにまとめています。

素材によって、後の手入れも変わります。木の垂木は数年に一度の塗り直しが要るかわりに、経年で色が落ち着き、周りの植栽になじみます。アルミやスチールは塗り直しが不要で、細い部材でも強度が出るぶん、視界を遮らずに屋根を架けられます。屋根材は、ポリカーボネートなら軽くて割れにくく、強い日射を和らげたい場合は熱線遮断タイプを選びます。どちらが良いというより、その場所で何をしたいか(洗濯物か、食事か、自転車か)で決まります。

この記事のポイント

  • 広さではなく、囲われているかどうかで人がそこに座るかが決まります。二畳ほどでも庭になります。
  • 狭い場所ほど床を土のまま残さず、砂利や石で全面を仕上げて緑は縁に寄せると広く見えます。
  • 白砂と苔で面をつくり、竹で背面を隠す構成は、間口の狭い中庭で昔から使われてきた方法です。
  • 架けるものの高さは、低すぎると圧迫感が出て、高すぎると囲われている感じが消えます。

実際の高さや囲いの範囲は、その場に立っていただきながら決めるのが確実です。

ご相談の前に、よくいただく質問

二畳ほどの広さでも工事をお願いできますか。
承っています。狭い場所は材料こそ少ないものの、搬入経路や既存の給排水を避ける手間がかかるため、面積のわりに工期は短くなりません。着工前に、材料をどこから入れるかまで含めて図面でご説明します。
屋根を架けると、確認申請は必要ですか。
屋根と柱を持つ構造物は、原則として建築面積に算入されます。防火地域・準防火地域や建ぺい率に余裕がない敷地では申請が必要になることがあり、その場合は着手前に必ずご案内します。柱のないオーニングなど、申請が不要な形でご提案することもあります。
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この記事を書いた人

横浜市都筑区を拠点に、2015年から外構・エクステリア・造園を専門に手がけています。横浜・川崎の邸宅の庭とともに歩んできた経験から、上質な緑の外構づくりをお伝えしています。(デモサイト)

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